科学哲学

ニセ科学は間違わない

前回ニセ科学の定義 - blupyの日記 のつづき (付記)私がここで問題にしているのはニセ科学と科学的な間違いの関係についてです。「科学も間違いをおかしながら発展してきた。なのに科学的間違いをニセ科学としてしまうのはおかしい」という指摘が出発点で…

ニセ科学の定義

http://schutsengel.blog.so-net.ne.jp/2009-03-29で菊池氏が 科学は間違うがニセ科学は間違えられない、といったことをコメントしていた驚いた。 そりゃそうだけど、菊地氏の以前のニセ科学の定義「見かけは科学だが実は科学ではない」と矛盾するのでは。 …

歴史修正主義に反論するには(2)

前回歴史修正主義に反論するには(1) - blupyの日記のつづき科学哲学の冒険 サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)作者: 戸田山和久出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2005/01/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 20人 クリック: 134回この商品…

科学的探究の難しさ

M・リドレー「やわらかな遺伝子」(1) - 日々平安録 「心」が主観、「体」が客観といってしまうとこぼれ落ちてしまうものが多いであろうが、科学は客体を対象にすることで成立してきた。遺伝子は客体の側にある。その客体の側から「心」を立ち上げていく…