〜高橋洋一氏の復活の道〜(彼はピック病!?)

高橋洋一の窃盗事件について、昨日はもう彼は終わったと書いた。他にいろんな意見があるようだ。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/d65cc65ed6bf43988fd922f6cadb536b

報道から推測すると、事件がまったくのでっち上げということは考えにくいが、報道の仕方が奇妙だ。24日に発生した事件が、30日の読売夕刊に出たのはなぜだろうか。普通は、この程度の置き引きで逮捕もしなかった事件を警察がいちいち発表することはない。窃盗の場合は余罪を疑って身柄を拘束することが多いが、今回は警察も本人の社会的地位に配慮したと思われる。

という警察発表を疑うものもあるが、
2009-03-31

高橋洋一氏はマスコミに出る人の中では日本で唯一まともな見識を持つエコノミストだっただけに、本当に残念でなりません。それにしても中川(酒)の件といい、小沢の件といい、なぜか与謝野総理への道が着々と整備されていたりするのはなぜなんだろうか。

といういうように彼は社会的に終わったという意見が大半のよう。
確かに陰謀論を言うには無理があるだろう。たとえ仕組まれたとしても、いや仕組まれたら余計にそれを覆すのは不可能に近いだろう。
じゃあ彼が救われる道はないのかというとないとも言えない。
神経障害のせいにする方法だ。
実際、認知症の一つであるぴっくピック病ではないかという意見もある。

高橋洋一氏の書類送検について - Baatarismの溜息通信
電池 2009/03/31 08:55
少し前に話題になっていたのですが、認知症の一種の「ピック病」というやつかもしれません。前頭葉の萎縮が起き性格が変わったり善悪の判断ができなくなってしまうそうです。40代から60代で発症することが多いとか。まさにジャスト年齢なわけで…。

 ピック病とは、前頭側頭型痴呆で、認知症の一種。前頭葉や側頭葉の萎縮によっておこる。前頭葉型、側頭葉型、前頭側頭型の3種類がある。
症状としては、アルツハイマーが鬱的であるのに対し、ピック病は多幸的である。つまり、いつもハッピーということ。
また、常同行動が見られるが、これはずっと同じ道を歩き続ける、といったものではなく、いつも同じ席にすわるとか時刻標的行動をおこすなど、繰り返しの常同である。一見たんにきっちりした人、神経質な人と区別がつかないかもしれない。
 また、被影響性が強い。ものがあれば使い、字があれば読むなど。ブルガリがあったから盗んだ、という証言と符号しないでもない。
 また脱抑制が見られる。人に抱きついたり、服を脱ぎだしたりする。他人のものがほしいという欲自体はみなもっているが、社会的なことを考え普通抑制されている。社会的地位が高いのにかかわらず盗んでしまうというのは、一種の脱抑制といえなくもない。ああと非常に甘いものが好き、などの食行動異常がみられる。


あとこれは側頭葉型の場合だけだが、記憶障害もある。
 左側頭葉病変→語の意味記憶障害
 右側側頭葉病変→顔の意味記憶障害
という具合に部位によって違いはある。 こういう症状があるのでアルツハイマー病に間違われやすい。


 いずれにせよ、神経疾患ならまあ、しょうがないと世間にも思われるんじゃないか。
彼が復活道が閉ざされたわけではない。しかもこのピック病、医師の間でも認知が低く、診断基準も確立してなく判定が困難らしい。
ということは、実際はそうでなくとも、医師を抱き込んでピック病に見せかけることはたやすいかもしれない。
 確かに彼が反社会的行為を犯そうと、彼の提案や分析が<有益>でなくなることを意味しない。しかし、<価値>は下がるだろう。世間での評価は、人物と発言を分けてはくれないからだ。だから、もし発言力を取り戻したいのなら、何らかの方法で社会的に復権することが望まれる。

参考
http://www.ninchisho.jp/kind/04.html
http://d.hatena.ne.jp/koheko/20090331/p1
http://d.hatena.ne.jp/e-takeuchi/20090331/p2
http://d.hatena.ne.jp/warabidani/20090331/p1

政界との関連は
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20090331/1238455541

(追)
高橋氏の最近のTVの様子を肉団子氏がまとめてくださっています。
http://ameblo.jp/meat-ball/entry-10234496500.html

(追)
http://www.chikumashobo.co.jp/new_chikuma/matsuo/index.html?090306

たしかに規模はスゴく見えますが、実は今のところ戦前の大恐慌ほどではありません。基本は、教科書レベルの経済学で説明がつきます。そして、基本的には教科書通りのことをすれば抜け出すことができます。実際、欧米でも中国でもそうしていて、ただどのくらい大規模に踏み込むかで議論があるだけです。
 でも日本ではいま言ったような読み間違いをしたり、すべきことをせず、政策が後手にまわって小出しになったりします。なぜか。当局者がちゃんとした経済学を勉強していないということもあるし、利権や組織防衛のための歪みもあるのでしょう。でもそれだけじゃないと思います。景気をよくするための政策が、何か世論にそぐわないような雰囲気があって、それを恐れている面があるのではないかという気がします。

世論を変えうる数少ない経済学者だったのに残念です。