contingency,オペラント行動

http://d.hatena.ne.jp/openlimit/20090506

ある事象Aとある事象Bとをどう結びつけるか

というcontingencyの度合いを測るものとして、

事象Aが起こったとき(A)に事象Bが生じる確率と

事象Aが起こらなかったとき(〜A)に事象Bが生じる確率

との引き算で、

Δp = P(B|A) − P(B|〜A)

という指標を定義する方法がある(Allan, 1980)。


A、Bは何でもいいので、レバーを押したら水がもらえるとか、

夕焼けが見えたら次の日は晴れるとかいろいろ当てはめ可能。

右に動いたら、鏡の中の像も右に動くとか、なんでもいい。

ある事象と別の事象との間に確率的な(とまで言えるかどうか

わからないけれど、少なくとも、統計的な)構造があるときに

因果性を感じるというモデルの検証には有用かもしれない。

動物や人間がΔpという量を/で把握してるかどうかは別問題。

因果性と随伴性は異なるが、因果関係というのを突き詰めていくと、その実体はよくわからない。随伴性が高いときに感じるまぼろしなのか。

http://d.hatena.ne.jp/katsumushi/20090405/p1
動物行動学でOperant Behaviorとは,外界の感覚情報を操作する行動のことだ.つまり,身の回りのものをカスタマイズする行動だ.一方,古典的条件付けというと,パブロフによる犬の実験があるが,ここでは,感覚情報を予測はしても操作することまでは含まない.


ところで,ザリガニを観ていると,ザリガニも隠れ家として利用する素焼きの鉢のカケラをよくごりごりと動かしている.「おっ,カスタマイズしとるな」とよく思う.

 オペラントで「学習させる」って考えで固まっているものにとって「カスタマイズ」というのは新鮮だった。自然界にもオペラント行動はある。