こういう人もいる

http://d.hatena.ne.jp/jura03/20090514/p1

一つは、もしそこまで深刻な問題だと本気で考えるならば、具体的にリアルを動かすために行動することです。まずなにより、個々人が金を出す。そうして組織していく。さらに、ニセ科学を普及せんとする団体に、堂々と意見をする、質問する、回答を求める、そして宣伝をする。


ネットは、リアルの活動を拡大するための意見集約装置・運動増幅装置と割り切って、活用する。(このあたり、菊池先生は上手に利用されたなと思うんだけど)


二つ目。そうしないんだったら、日頃言ってる「被害の予防」とか「人が死んでいる」なんてもっともらしい大義名分はウソ、本気になってないいい証拠。もしネットで騒いでリアルが動くと本当に考えてるんだとしたら、相当におめでたい。

だから、謙虚に考えれば、




http://blog.beaminmyeye.com/?action=journal_view_main_detail&post_id=11&block_id=12#_12

いろいろな人の尻馬に乗った借り物の論理で状況を分析して「嘆かわしいことだ」風の感想を持ち、却って事態の悪化を招いていたことはないかと、今自分の浅薄さを反省しています。(で、思い返すと反省するほど行動していないのがまた情けない)
 私が「ニセ科学」に興味を持ったきっかけは学校現場で教材として使われている(いた?)「水からの伝言」と、「血液型による性格類型」が就職差別につながりかねない可能性をもつという二点で、特に当時就職担当をしていた私にとって、就職差別の可能性という話題は新鮮であり、ショックでもありました。
 しかし今思い返せば、問題を知るところからして自分で感じたと云うよりネット経由の伝聞で、事態に対処することが必要な立場の人間にしては、スタートがあまりに評論家的(というよりむしろ床屋政談的)スタンスだったかなと思います。責任感がないというか、上っ面というか。
 これは教員としては、大変面白くない。面白くないです。

となるよね。
ニセ科学やその批判者に疑問があるのなら、
導入として
権威の個人化 - blupyの日記
を読んでそもそも「科学的正しさ」以外の部分についてはどうなんだと思う*1なら
科学的・合理的精神をより普及せしめることによって社会を是正しなけりゃならん - blupyの日記
も読めばだいたいのことは書いてある。

*1:'巧妙に避けている'とか意味不明なこと書いてる人がいるけど。基本、単一の見出しについき単一の論点ですよ、私は。