だから議論するだけ無駄だって

いまどきの「ニセ科学批判」をクソだと思う一つの理由 - あらきけいすけの雑記帳

「言いがかりは止めろ!失礼だぞ、あらき!」でも「反省します」でもなく『言及無し』ですか。「哲学」の学説の話はこのセクションでは大事ではないんですね。TAKESANさんのこのエントリは「話を逸らしてる」って言いませんか?

ボクの心配を正直に申し上げます。こんなエントリを公開の場で上げたら「自分に不利なことに関しては、議論したくないです。話、逸らします。ケツまくって逃げます」って印象を思いっきり撒き散らしませんか?はてな村の爺のことを笑えませんよ。

ぼく、怒ってます。はっきり言って、ここまで腹が立ったのは池田信夫に絡まれたとき以来です。自分の怒りだけなら、自分の腹の中に納めれば仕舞いです。でも「ニセ科学批判」の論客の一人がこんな態度を取ったら、全体の印象を悪くしてしまいませんか?そしてこれを諌める者はいないのですか?

いないのですよ、誰も。いたとしてもとっくに見限ってコミュニティからは消えてますので。
「話を逸らされる」だけいいじゃないすか。「完全無視」に比べりゃね。致命的な批判は無視する。彼はそういう人です。こんなこと書くとあれは、いやとか擁護する人があらわれるんだろうな。仲間うちに甘いのもダブルスタンダードも前々から言われてきたことです。とくにTAKESANさんはそのひ批判を自分に適用すると困るだろ、てな議論をしょっちゅうする。私が批判した反証可能性の議論もそうだったし、件のニセ科学批判「一般」を批判するな、みたいなのはそれが出た段階から危ういなと思ってました。まあこういうわかりやすい形で表面化するとは。
私が別にこういったなれ合いがニセ科学界隈に特有だとは思いませんし、個々では知識もあり考えている人も多いと思うのですが、こうなってしまっては批判コミュニティとしてはかなり末期。
 数年間やってる人もいて、当然以前にも似たようなことを言った人はいただろうに、これだから、この先議論してもしょうがないでしょう。
 
私の議論に対する彼の反応は以下を参照してください。
概要は、水伝は、言語が恣意的だから検証不能だという彼の発言に対し、じゃあ言語を刺激に使う認知心理学なども検証不能になる、と批判したものです。
水伝は「言語の恣意性」の観点から検証不可能とはいえない(3/01追加) - blupyの日記
こんなこと書きたくはないのだが - blupyの日記
あ、あと念のためもし私に言及したいなら(しないと思うけど)前にした議論に応答してからにしてくださいね。>>TAKESANさん



完全に関係ないですが、それよりlets_skeptic さんの発言で気になったのは

私は科学哲学の人が現状の科学の営み及び認識について、批判的な言及をする際に、常にひとつの間違いをおかしているように感じたりします。
それは、「真理」を前提に置くことです。
科学は「真理」ではなく、「観測事実」の近似をしているのが実態だと思います。あくまでその結果として、多くの人が「真理」と感じるものに近付いていくということのはずです。
極端な話、科学が近似するものが「真理」である必要はゼロだともいえると思います。
また、更に極端な話をすれば、「観測事実」が実在する外界を反映するものではなく、たんなる人間の認識世界でしかなくとも構わないといえるのではないでしょうか。
投稿: lets_skeptic | 2009年4月24日 (金) 09:30

 (強調引用者)
「観測事実」の近似ってすごい。そうすると科学は現象的理論や法則だけということになる。電子は?クォークは?重力は?
認識世界の観測事実ってのもまたすごい。直接観測できないから、観測したものから「推定」するんでしょ?決して「近似」なんかではない。物理学にせよ、心理学(行動分析は除く)にせよ、観測できないものを理論で説明しようとする。むろん、それは観測事実「から」「推定」したものだが、それらの学問が観測事実「の」「近似」であるわけではない。そういう考え方もあるがそれでは科学というものが今よりかなり狭いものになってしまう。それって思いっきり科学哲学の人の主流の考え方だと思うけどね。(戸田山和久 「科学哲学の冒険」http://d.hatena.ne.jp/blupy/20090329/p1)まさか自分が批判対象と同じ科学観とは。なのにまたこんなことを言ってしまう。

私は、まともに科学哲学をやっているのならば、「現状の科学の営み及び認識について、批判的な言及」をすることはないだろうなと思っています。「批判的な言及」も対象が曖昧かもしれませんが、ニセ科学批判批判みたいな内容で触れられる科学への否定的な言及のことを指しています。

 まともな科学哲学は伊勢田さんのような認識になるだろうなということです。
投稿: lets_skeptic | 2009年4月30日 (木) 11:20

 「まともな」科学哲学の例として伊勢田さんですか。最初に自分が批判した科学哲学者の例をだすのが筋でしょ。もっとも自分が批判対象と同じような科学観だと気付いてないレベルに求めても無理だろうが。「現状の科学の営み及び認識について、批判的な言及」してない科学哲学者ってほかに(伊勢田さんがまったく批判的でないとは思わないが)誰がいますかね。