ほめることの大切さ〜スキナー先生も大喜び!?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090228-00000545-yom-sci

乳幼児期に親からよくほめられる子供は、他人を思いやる気持ちなどの社会適応力が高くなることが、科学技術振興機構の長期追跡調査で明らかになった。育児で「ほめる」ことの重要性が、科学的に証明されたのは初めて。3月7日に東京都内で開かれるシンポジウムで発表する。

 筑波大の安梅勅江(あんめときえ)教授(発達保健学)らの研究チームは、2005〜08年、大阪府三重県の計約400人の赤ちゃんに対し、生後4か月、9か月、1歳半、2歳半の時点で成長の度合いを調査した。調査は親へのアンケートや親子の行動観察などを通して実施。自ら親に働きかける「主体性」や相手の様子に応じて行動する「共感性」など、5分野25項目で評価した。

 その結果、生後4〜9か月時点で父母が「育児でほめることは大切」と考えている場合、その子供の社会適応力は1歳半時点で明らかに高くなった。また、1歳半〜2歳半の子供に積み木遊びを5分間させたとき、うまく出来た子供をほめる行動をとった親は半数程度いたが、その子供の適応力も高いことも分かった。

 調査では、〈1〉規則的な睡眠習慣が取れている〈2〉母親の育児ストレスが少ない〈3〉親子で一緒に本を読んだり買い物をしたりする−−ことも、子供の適応力の発達に結びつくことが示された。

 いかにも筑波大らしい調査。行動療法の考えでは当たり前すぎるな気もするが、いままで健常児を対象にしたこうした調査はなかったということなのだろうか。
確かにこんな大規模な研究はなかったのかもしれない。でも、ロバース大先生じゃないが、行動療法とその他を比べる研究だとかいくらでもあるでしょうに。
 この研究は、健常児でも行動療法が有効だ、ということを示すものなのだろうか。
ついで
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-31485920080424

[シカゴ 23日 ロイター] 自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の定藤規弘教授の研究チームが23日、他人から褒められると、ヒトの脳は現金を受け取った場合と同じ部位が活性化するという研究結果を発表した。

 同チームでは、19人の健康な男女を対象に、カードゲームで勝って賞金を得たときと他人から褒められたときの脳の反応を、それぞれ特殊な磁気共鳴画像装置(MRI)で撮影して比較した。

 チームでは、今回の研究結果は、賞賛はヒトに精神的な励みを与えるという長年の仮説を科学的に裏付けるものだとしている。

 同研究結果は、米科学誌ニューロン」に掲載された。

 そりゃ同じ二次性強化子なのだから。そこを「称賛はヒトに精神的励みを与える」といった凡庸な結論になってしまうのか・
これもドーパミン系強化回路なのだろうか。

あとやっぱしからず、ほめるだよね、などと行動療法家のようなことを言ってる指揮者が一人…
http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/e/e64c3971cc781565c5c8ece18b9a7df7

楽員がトチったとき、若い頃の私は、意地悪くそちらをにらんだが、そうすると、彼は次の箇所で必ずまたトチるのである。

今日では、私はもはや決してにらまないし、それどころか、その次うまくできた箇所で、彼に微笑みかけてやるのである。

私たちは誰でも皆人間であり、誰でもが間違いを起こす可能性がある。

今日では私は、その楽員が、無頓着にヘマをしたのか、それとも単にやむを得ずミスをしたのであったかについて、見分けることができるのである。


著者の宮本氏は、社会における加点法と減点法を「やる気」に与える影響でこのエピソードを紹介しています。

そして、その項の最後を次の西洋の諺で結んでいます。

One who never made a mistake, never made anything.
(ミスを決してしない人は、何事も決してなせない)

でもおっさんによるとそれは嘘らしいです。
http://d.hatena.ne.jp/jura03/20090301/p2
や、マジで行動分析とか学んでいるやつも、本音では違かったりするからな。まして学んでない人は…


かなりついで。

http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-36734820090301

サメにも景気減速の影響が及んだ。世界全体でのサメによる人への襲撃は過去5年間で最低の水準となった。世界的な景気後退によって海辺のリゾート地で過ごす人が少なくなったことが要因だという。2008年のサメの襲撃件数は前年の71件から59件に減少、2003年以来で最も少ない数字となった。フロリダ大学でサメによる襲撃件数の統計資料「インターナショナル・シャーク・アタック・ファイル(ISAF)」をまとめている魚類学者のジョージ・バージェス氏は「一部の経済的な理由から休暇を取って海に行くことを控えたことが寄与した可能性を考えざるを得ない」と述べた。<<