子供の臨界期の都市伝説

http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51428481.html

一歳半までの知育はかなり有効
二歳から十歳間の勉強は非常に有害

この時期はとにかく身体を動かすのが大切、それが後に知的発達によい影響を及ぼす
小五からはバリバリ勉強させよう

都市伝説はかくも生まれる。
 リンクにあった大本はこの津本忠治って人がつくったパワポがのようだ。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo5/gijiroku/05101301/002.pdf

乳幼児の脳は過剰のシナプスなど余裕のある神経回路からで
きていて、経験、学習、訓練などによって容易に変わる。
• このような変化は臨界期(感受性期)と呼ばれる生後の一定
の時期に起こり易いが、その時期は脳機能によって異なる。
• 意欲、注意力、集中力、計画性、探究心などは主に大脳皮質
前頭連合野の機能と関係していると思われる。
• 前頭連合野の発達の臨界期は、視覚野より遅いが、それでも
8-15 歳くらいまでと思われる。前頭連合野機能の健全な発
達にはそれまでの経験、学習、訓練などが重要と思われる。

あれれ、ぜんぜんそんなこといってないけど。

http://www.y-kyouiku.com/analysis/nou.htm
これひどすぎ。よい刺激って何?脳って何?

しかし、感受期となると、体より心の問題についてひろく論じられている。例えば、生後1年ぐらいまでの間、ひとりの特定の大人(ほとんどの場合母親であるが)と愛着関係をつくり上げることのできなかった子どもは、心の発達が乱れ、情緒の安定に欠け人間関係の発展や社会適応に問題が多くなるという考えなどはその代表である。感受期は「三つ子の魂百まで」の基盤の理念そのものと言える。

まあ一般論の紹介という感じで、「一歳半までの知育」などとは関係がないようす。

ああ、ちなみに外国語習得の臨界期については定説ないから。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11986658?ordinalpos=1&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_DiscoveryPanel.Pubmed_Discovery_RA&linkpos=1&log$=relatedarticles&logdbfrom=pubmed
早期の訓練がのちの習得に役立つことはわかっているが。
7歳とか12歳とかいうやついたら眉に唾つけるべし。